病院見学をしよう

多くの病院では、転職希望者に病院見学をさせてくれます。その日程を特別に組んでいる病院もあれば、面接時に担当者が案内してくれる場合もありますし、別の日に改めて見学させてくれることもあります。いずれにしても、この病院見学は自分に合った病院に転職するためには非常に重要です。面接が終わるときになっても見学の話が出ない場合は、自分から病院見学をさせてほしいと申し出るとよいでしょう。面接時に言えなかった場合は、内定の連絡を受けた際に、一度見学させてほしいという旨を申し出て、雇用契約を結ぶ前に見学させてもらうことが大切です。

実際に見学をする際には、ナースステーションの雰囲気はもちろん、備品が整理されているかどうか、清潔な状態を保っているかなどを見ておきましょう。また、一緒に働くことになる看護師たちの働きぶりをみることも重要です。忙しそうに無表情で働いているのか、柔らかい笑顔で患者さんに接しているかなど、表情を見るだけでもそこで働く雰囲気は伝わってきます。また、男性看護師がいる職場は、比較的人間関係のトラブルが起こりにくい傾向がありますので、男性看護師がいるかどうかもさりげなくチェックしておきたいものです。

院内託児所を利用する予定で転職する場合は、託児所の見学も忘れないようにしましょう。大切な子どもを預ける施設ですので、安心して預けられる場所でなければなりません。病院は気に入って転職したものの、託児所がイマイチだった、というのでは落ち着いて働くことができないでしょう。

最後に、病院見学はどんな病院かを判断するために見学する場であると同時に、同僚になるかも知れない転職者としてみんなに見られる場でもあります。実際に入職した時に好印象を与えられるように、見学の時から笑顔で挨拶を行っておきましょう。病院見学の間も、面接されていると思って、振る舞いには注意を払うことが大切です。気持ちよく転職するために、病院見学の際も態度には気を付けておきましょう。

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