看護師の悩み

看護師の悩みの中でも最も多いのが、人間関係の悩みです。看護師はその大半を女性が占めており、毎日顔を合せて仕事をすることから、人間関係のトラブルが発生することも少なくありません。小さなクリニックでも数人の看護師がいますから揉めることもありますし、大きな総合病院であってもチームでの看護を行うことが多いため人間関係は重要です。実際、看護師の退職理由として人間関係のトラブルを挙げる人は非常に多く、多くの人が悩んでいることがわかります。看護師の仕事は看護師同士だけでなく、医師や他のコメディカルスタッフとの連携も重要になりますから、コミュニケーションを取ることは欠かせませんし、その中で人間関係がうまくいかないとなると、かなり毎日負担に感じるのは当然でしょう。

また、看護師の悩みとしては体力的なこともあります。勤務先にもよりますが、急性期の総合病院病棟勤務などは非常に激務です。休憩もゆっくりとれないほどの業務量を抱える看護師も多く、しかも患者さんの命を預かる仕事ですから絶対にミスは許されないという緊張感もあります。しかも数日おきに夜勤があるなど、生活のリズムも不規則になりがちです。若い看護師は体力があるとはいえ慣れない夜勤で体調を崩すこともありますし、夜勤に慣れたベテラン看護師になると体力の衰えで仕事が負担に感じるようになってしまいます。しかも慢性的に看護師が不足している現在、看護師一人一人に求められる業務量は増えており、それが体力的な負担にもつながっているのです。

その他、勤務先によっては、研修や勉強会が多かったり、研究発表が求められたりと、業務時間外にも勉強し続けなければならない場合もあります。看護師に求められる知識は非常に多く、しかも医療の技術は日々進歩しているので、ずっと勉強していかなければなりません。ただし,クリニックなど小規模な医療機関では比較的勉強面での負担は小さいので、勉強に時間を取られたくないという人はそういったところを探すのがよいでしょう。

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